自己紹介だけで終わったブログかと思われたかもしれませんが、
今日は記事書きます。
BBだけデュラエースて人いますよね?
いやいや、チェーンだってデュラエースやぞ、という人もいますが。
なに言ってんねん、ギアクランクだってデュラやで、という小金持ちの方もいますが。
何を使おうが、個人の自由です。
今回はBBをデュラエースに交換する記事です。
BBてなんなん?
BBてなんなん?
という人のために簡単に説明しておきます。
ペタルが付いている棒(クランク)の付け根の軸受の事です。
これです。SM-BB5700て書いてある部品です。
ペタルから伝わる力を受け止め、常に過酷な試練を受ける部品です。
デュラエースてなんなん?
更に、デュラエースてなんなんて人にも簡単に説明。
日本が世界に誇る釣具メーカー「SHIMANO」
が作る自転車部品の最高峰ブランド名(フラグシップ)がデュラエース。
部品のランクが、松竹梅とあり、”松”ランクて事です。
SHIMANOは部品番号が5XXXX,6XXXX,9XXXXで、松竹梅にランクしてます。
基本的に5000番台が105、6000番台がアルテグラ、9000番台がデュラエースて
事になってます。
上の写真は交換前で、5000番台なので、”梅”クラスです。
それを”松”にランクアップして、マウント取ろうて事です。
BBにはいろいろな種類があります
自分で購入して、自分で交換作業をする場合の話ですが。
Amazonで購入する場合、以下の選択肢があります。
68mm (BSA)
私のKUOTAの場合、SM-BB5700が付いていたので、68mm(BSA)で大丈夫です。(たぶん)
68mm(BSA)を選択したら、これが送られて来ました。
68mmと言うのはシェル幅と言われるもので、フレームのBBの幅だと考えてよいです。
(BBカップを含まない幅)
どこの家庭にも常備してある、デジタルノギスできっちり測定しましょう!www
おいおい、67.88mmしかねーじゃねーか、というご意見も聞こえてきますが、
チェーンリンクが邪魔でノギスを真っすぐあてられませんでした。
普通、68mmか70mmしかないので、30センチ定規でテキトーに測ればよいです。
交換する場合は、現在付いているBBを外して、確認することをオススメします。
ジェル幅が、68mmで、BBにネジが切ってあって、右用が右ねじ(右上がりのネジ)で、
左用が左ネジ(左上がりのネジ)なら、68mm(BSA)で間違いありません。
BSAと言うのはBSA規格の事で、JIS規格と同じです。
70mm(ITA)
70mm(ITA)は、イタリア規格で、シェル幅70mmで、BBに切ってあるネジが、
左右ともに右ネジです。
イタリア車(ビアンキとか)は基本ITA規格だそうですが、日本向けのJIS規格の物も有る
様なのでしっかり確認しましょう!
私のKUOTAもイタリア車(台湾製)ですが、68mm(BSA)でした。
70/Italian
70/Italianが何なのか、私にはわかりません。
商品情報は以下の通りです。
スレッドタイプ(ネジ切り)で シェル幅 68mmで、BSA規格(JIS)??
シェル幅68mmだけど、ネジ山は左右とも、右ネジてことか???(知らんけど)
そもそも、上の箱の写真に、「レ」つける選択肢が2つしかないし・・・。
わかる人いたら教えて欲しい。
間違って注文してしまったら
万一、間違って注文してしまったら・・・
あきらめて、買い直してください。
そして、間違って買ってしまったBBの事は、
もう考えないようにしましょう。
シマノ専用工具の闇
結論から言うと、シマノのBBのカップ直径は3種類あり、脱着するのにそれぞれ
3種類の工具が必要です。
現行モデル毎の直径は以下の通りです。
- BB-RS500(TIAGRA)44mm
- SM-BBR60 (ULTEGRA)41mm
- BB-R9100 (DURA-ACE) 39mm
これが意味することは、別グレードへ交換するには2つ道具が必要ということです。
私が持っているのは、TL-FC32で、44mmのカップは脱着できますが、
39mmのデュラエースを取り付ける事ができません。
そこで、こんな物が売られています。
プラ製の変換アダプタ
この様にして使用します。
44mmを基準にして以下の2種類のアダプタが存在します。
- 44mm → 41mmに変換する TL-FC25
- 44mm → 39mmに変換する TL-FC24
TL-FC32の工具を持っていれば、変換アダプタのみ購入すればよいです。
BB-R9100は39mmなので、TL-FC24を購入すれば良かったのですが、
間違えて TL-FC25をポッチてしまいました。
ほしい人あげます。
昔はBB買えば付属していたらしいですが、今は付属しません。
万能工具は存在する
もうTL-FC25の事は考えない様にして
こんなの買いました。
44mm用
41mm用
39mm用
一生に1度が2度しか使わない工具が
また一つ増えました!
それから、この工具が無いと地味に詰みます。 TL-FC16
チェーンリンクの反対側のクランクのキャップを外す工具です。
このキャップです。
BB-R9100
箱から取り出すとこんな感じで、みどり色のグリスがなんかキモいです。
内側はこんな感じです。
カップ経が小さくなったので、見た目は貧弱です。
ローラー台でちょっと転がしただけなので、詳しいインプはできませんが、普通です。
10速コンポに12速のギアクランクを導入する
実は、ギアクランクの寿命が来て交換したので、ついでにBBも交換しました。
もう10速用のギアクランクなんて売ってないし、11速も終了なので、無茶して12速のアルテを装着。
12速からQファクターが1mm広がったらしいです。
もちろんチェーンラインも狂ってくるので、互換性はありませんが、運用できない事はありません。
たすき掛け(フロントアウター、リアロー)にした場合、フロントディレーラーの調整が
微妙になってきますが、とりあえず誤魔化せています。
チェーンも10速用使っていますが、11速用にするともう少し余裕はできるかも知れません。
何が起こっても自己責任です。
さっさと、新車買えば良いのでしょうが、まだまだ使える自転車を捨てるのはいかがなもの
かと思います。